英検準2級合格は小学生には難しい?難易度・勉強法・おすすめ教材を解説!

英検

小学校での英語教育が早期化したり、中学受験における優遇措置が取られたりといった背景から、小学生の英検受験者数が増加しています。特に、近年では英検準2級を受験する小学生も増えてきているというから驚きますよね。

例えば、英検準2級の一次試験のある会場では、4名の小学生が受験していたというケースもあります。さらに、2021年度の英検受験者全体の中で、小学生以下の年齢の受験者が10%以上を占めていた事実も確認されています。

そこで、この記事では、小学生のうちに英検準2級合格を目指すのは難しいのか?また、目指すとしたらどのような勉強すればいいのかについて紹介します。

おすすめの教材についてもご覧いただけます!
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  1. 小学生にとっての英検準2級の難易度
  2. 小学生が英検準2級に合格するメリット
    1. 1. 中学受験における優位性
    2. 2. 高校受験・大学受験への足がかり
    3. 3. グローバル社会を勝ち抜く力がつく
    4. 4. 学習意欲の向上と自信
  3. 小学生でも大丈夫!英検準2級合格のための大作戦!
    1. 英検準2級合格に向けた単語学習:3級レベルを土台にステップアップ!
      1. 例文と一緒に単語を覚える
      2. フラッシュカードを活用する
    2. リーディング・文法対策:時間配分と「かたまり読み」で高得点を目指そう!
      1. 時間配分の重要性
      2. 「かたまり読み」のテクニック
      3. 過去問による対策
    3. リスニング対策:放送は一回だけ!集中力と先読みで高得点獲得
      1. シャドーイングによるリスニング力向上
      2. 問題を解く前の準備
    4. ライティング対策:基本の型を習得し、合格答案を目指そう!
      1. テンプレートの活用
      2. 過去問による実践と添削
    5. スピーキング対策:楽しみながら練習を重ね、自信をつけよう!
      1. 外国人講師との練習
      2. 自宅での学習方法
  4. おすすめ教材・問題集の紹介
    1. 単語帳
    2. 文法書
    3. 長文読解問題集
    4. リスニング問題集
    5. 英作文対策本
    6. 総合対策
      1. 教材選びのポイント
  5. 英検準2級に合格した小学生の体験談
    1. 体験談:小学4年生で英検準2級に合格!
    2. 対策期間
    3. 使用した教材
    4. 勉強方法
    5. 苦労した点
    6. モチベーション維持の方法
    7. 親のサポート体制
    8. 結果と合格のポイント
  6. 英検準2級合格は小学生には難しい?のまとめ

小学生にとっての英検準2級の難易度

英検準2級は「高校中級程度」のレベルなので、小学生にとってはかなり難しい試験といえます。

とはいえ、小学生の英検準2級合格率は、 2024年5月17日時点で47.7%です。この数値を高いと考えるか、低いと考えるかは個人によりますが、可能性はゼロではないと考えても良いと思われます。

では、ここで各問題の傾向を見てみましょう!
  • 語彙・文法:英検準2級では、英検3級よりも高度な単語や文法が出題されます。 例えば、単語数は2,600~3,600語とされており、これは英検3級の約1.7~2倍に当たります。
  • 長文読解:英検3級と比べて長文の語数が格段に増えるだけでなく、説明文や図・表を読み解く問題が出題されます。 説明文や図から重要な情報を読み取るには、英語力はもちろん、図や表の見方を理解する必要があります。
  • リスニング:音声の再生が1回のみとなり、集中して聞かなければなりません。 また、英検3級までと比較して、リスニングの内容も難しくなります。
  • 英作文:意見や理由を記述する問題が出題されます。 小学生にとって、社会的なテーマについて、英語で自分の意見をまとめるのはハードルが高いかもしれません。

英検準2級からは、教育・科学・自然・環境といった小学生には馴染みの薄い社会的なテーマが増えてきます。

小学生が英検準2級に合格するメリット

小学生が英検準2級に合格すると、どのようなメリットがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、英検準2級合格へのモチベーションアップが期待できるメリットについて紹介します。

1. 中学受験における優位性

中学受験を希望する小学生にとって、英検準2級を小学校高学年までに取得していると、進学後の学習負担が減るといったメリットがあります。また、希望する進路に近づく可能性を高めるメリットも期待できます。

英検準2級の資格は、中学校の入学試験において、以下のような優遇措置が受けられる場合があります。

  • 点数加点:英検準2級の取得によって内申点や試験の得点に加算される
  • 受験資格:準2級の取得が、一部の高度な英語教育プログラムを提供する学校やクラスの受験資格になる
  • 試験免除:英語の試験が免除される
  • 入学金免除:入学金が免除される
  • 学費減額:学費の一部または全額が減額される

上記の優遇措置は各学校によって異なるため、志望校の募集要項を確認してみてください。

2. 高校受験・大学受験への足がかり

中学受験をしない場合でも、早期に高い英語力が身につくと、高校受験や大学受験で有利に働く可能性があります。

英検準2級取得は、高校受験の推薦入試に有利になる可能性があります。 また、大学受験においても、公募推薦の出願資格を得られたり、英語の試験の得点に加算されたりといった可能性が高まります。

小学生のうちに英検準2級を取得しておくと、将来の進路選択の幅が広がるかもしれませんね!

3. グローバル社会を勝ち抜く力がつく

グローバル社会において、英語力は必須のスキルです。 英語が話せれば、海外の人とコミュニケーションを取ったり、海外の文化に触れたりする機会も増え、将来の選択肢を大きく広げられるかもしれません。

小学生のうちに英検準2級レベルの英語力を身につけておけば、将来、国際社会で活躍できる道を切り開く第一歩となるはずです。

4. 学習意欲の向上と自信

難しい試験に合格するといった成功体験は、小学生にとって大きな自信に繋がります。 目標を達成するために努力した経験は、その後の学習意欲の向上にも繋がり、学習習慣を身につける良い機会になると考えられます。

小学生でも大丈夫!英検準2級合格のための大作戦!

英検準2級は高校中級レベルの英語力を要求される試験です。小学生がこの試験に挑戦することは大変ですが、適切な対策と努力により合格することが十分可能です。

ここでは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能に分けて、効果的な勉強法を紹介します。

英検準2級合格に向けた単語学習:3級レベルを土台にステップアップ!

英検準2級の単語数は2,600~3,600語であり、3級の約1.7~2倍に増加します。この数字だけ見ると気が遠くなりそうですが、 既に3級レベルの単語を習得している単語も含まれています。

英検準2級合格は、3級合格までに覚えた単語を土台として、さらに単語力を積み重ねるだけです。まずは、自分に合った単語の暗記法を見つけてみてください。

例文と一緒に単語を覚える

単語は、例文と一緒に覚えると、実際の英会話でどのように使われるかをイメージしやすくなります。 例えば、「文で覚える単熟語」のような教材は、英検準2級でよく出題されるテーマの英文と重要単語がセットで掲載されており、効率的に学習できます。

また、例文の音読も効果的です。 音読は、単語の発音だけでなく、文の構造やリズムも自然と身につきます。

フラッシュカードを活用する

フラッシュカードは、単語の暗記に非常に効果的なツールです。 表に単語、裏に意味や例文を書き、自分でクイズを出しながら覚えられます。

最近では、単語学習アプリなどもあるので、自分に合った方法でフラッシュカード学習を取り入れてみましょう。

視覚的に物事を覚えるのが得意な人は、フラッシュカードは有効ですよ♪

リーディング・文法対策:時間配分と「かたまり読み」で高得点を目指そう!

英検準2級のリーディング・文法問題は、英検3級より長文が増え、難易度も高まります。合格には効果的な戦略と時間管理が不可欠です。

時間配分の重要性

  • 長文問題が増えるため、正しい時間配分が求められます。
  • 過去問を使って、限られた時間内で問題を解く練習をしましょう。

「かたまり読み」のテクニック

文を速く、かつ正確に読むためには、「かたまり読み」が有効です。これは、接続詞に注目して全体の流れを捉える読み方です。

  • 例:”and” や “also” は内容が続くことを示し、“but” や “however” は内容が変わることを示します。
  • 文中の未知の単語に出会っても、全文の流れから推測しましょう。
わからない単語で止まってしまっては時間がもったいないです!必ず文章の流れから読み取れるので、落ち着いて読み取ってくださいね!

過去問による対策

  • 定期的に過去問を解いて、試験の形式と問題の傾向に慣れましょう。
  • 間違えた問題を分析し、次に同じ間違いを繰り返さないよう対策を立てます。

リスニング対策:放送は一回だけ!集中力と先読みで高得点獲得

英検準2級のリスニング問題は、一度しか音声が流れない問題が多いため、高い集中力が必要です。事前に効果的なリスニング対策を立て、短時間で正確に聞き取れるように練習しておきましょう。

シャドーイングによるリスニング力向上

  • シャドーイング流れる音声を少し遅れて追いかけるように発音する練習方法です。この練習を通じて、英語のリズムと速さに慣れ、聞き取り能力を高めます。

問題を解く前の準備

  • 選択肢の先読み問題が始まる前に選択肢を読んでおくと、問題の内容を予測しやすくなります。予測できるようになると、必要な情報を効率的に聞き取りが可能になるはずです。

リスニング問題に対するこれらの対策は、英検準2級の試験で高得点を目指すために役立ちます。シャドーイングと選択肢の先読みを積極的に取り入れ、実践的な練習を重ねてください。

ライティング対策:基本の型を習得し、合格答案を目指そう!

英検準2級のライティング問題は、意見とそれを支持する2つの理由、そして結論を含む構成が求められます。採点基準は比較的甘めなので、完璧な英語よりも、構成を理解し適用することが重要です。

テンプレートの活用

  • テンプレート使用事前に用意したテンプレートを使えば、論理的な文章の構成が容易になります。

過去問による実践と添削

  • 過去問の実践:実際の試験問題を解いて、試験の形式に慣れます。
  • 添削の重要性:書いた文章を他人に添削してもらうと、自分の弱点を客観的に理解し、改善点が明確になるかもしれません。

これらの練習を積み重ねて、ライティング力を英検準2級合格レベルまで引き上げましょう。

スピーキング対策:楽しみながら練習を重ね、自信をつけよう!

英検準2級の2次試験では、対面での英会話能力が求められます。小学生にとっては、外国人講師との会話が初めてで緊張するかもしれませんが、十分に練習しておけば大丈夫です!

外国人講師との練習

  • オンライン英会話や英会話教室:定期的に外国人講師と話し、自然な会話の流れを学びましょう。
  • 模擬面接:本番を想定した練習により、実際の試験環境に慣れることができます。

自宅での学習方法

  • 過去問の音声を使用:実際の試験の質問を聞きながら、適切な回答を準備しておくと安心です。
  • 鏡を見ながらの練習:自分の表情やジェスチャーを確認しながら、自信を持って話す練習が必要です。

スピーキング練習では、英語学習を楽しみながら継続することが重要です。焦らず、自分のペースで学習を進め、英語との接触を楽しみながらスキルを伸ばしましょう。

おすすめ教材・問題集の紹介

英検準2級合格を目指すための効果的な学習をサポートするおすすめ教材・問題集を種類別にご紹介します。

単語帳

  • 『英検準2級 でる順パス単』: 頻出単語を効率的に学び、実例との組み合わせで記憶に残りやすくします。
  • 『英語アプリ mikan』: ゲーム感覚で学べるアプリ。スキマ時間に最適で進捗確認機能付き。


文法書

  • 『わからないをわかるにかえる英検準2級』: 文法事項をわかりやすく解説。各章ごとに重要ポイントを明確してくれます。


長文読解問題集

  • 『英検分野別ターゲット英検準2級リーディング問題』: 分野別の長文読解問題に特化。詳細な解説で理解を深めます。

リスニング問題集

  • 『英検®トレーニング – 2級から3級に対応』: リスニング対策に特化したアプリ。音声認識で発音チェックもできます。

英作文対策本

  • 『最短合格! 英検準2級ライティング完全制覇』: 豊富な解答例と練習問題でライティングスキル向上が期待できます。

総合対策

  • Nintendo Switchソフト『英検スマート対策』: ゲーム感覚で楽しみながら学習できます。操作が簡単で、日々の練習におすすめです。

教材選びのポイント

  • レベルの適合性:学習者の現在の英語力に合わせた教材を選ぶことが重要です。
  • 解説の明瞭さ:自習に適した、理解しやすい解説が付いた教材が効果的です。
  • 興味を引く内容:学習者の関心を引くテーマや内容が含まれる教材を選ぶと、学習意欲の向上が期待できます。

 

英検準2級に合格した小学生の体験談

実際に英検準2級に合格した小学生の具体的な学習方法や経験を紹介し、小学生でも英検準2級の合格が可能であることを示します。

体験談:小学4年生で英検準2級に合格!

対策期間

  • 一次試験:約1ヶ月半(年末年始の1週間は学習休止)
  • 二次試験:約2週間

使用した教材

  • 単語:『でる順パス単英検準2級』
  • 問題集:『英検準2級予想問題ドリル』、『英検準2級過去6回全問題集』
  • 二次試験対策:『英検準2級2次試験・面接 完全予想問題』

勉強方法

  • リーディング:単語対策として使用した『パス単』を基に、親子で協力して長文読解を行いました。
  • ライティング:英作文の構成と語数に重点を置き、具体的な表現の練習を行いました。
  • リスニング:定期的に問題を解くリズムの練習をしました。
  • 二次試験対策:面接の流れを確認し、過去問を毎日練習しました。

苦労した点

  • 一次試験対策:単語の暗記と長文読解の難しさに苦労しました。
  • 二次試験対策:面接官の速い英語と緊張によるパフォーマンス低下。

モチベーション維持の方法

親子で一緒に学習を進め、得意なリスニングを活かしてモチベーションを維持しました。

親のサポート体制

  • リーディング:解説担当として積極的にサポート。
  • 二次試験対策:面接練習のサポートと励まし。

結果と合格のポイント

  • 一次試験:リスニングでの高得点が合格に貢献。
  • 二次試験:緊張したものの、十分な準備が実を結び合格。
  • ポイント:短期集中学習、親子の協力、諦めない姿勢。

この体験談から、適切な方法と継続的な努力で、小学生でも英検準2級の合格が可能であることが伝わります。

英検準2級合格は小学生には難しい?のまとめ

英検準2級は高校生が主な受験層ですが、小学生でも合格できる可能性は十分にあります。むしろ、部活や塾が中学生に比べると比重が低いうちに、英検準2級まで取得しておくのは、賢い選択だといえます。

継続的な学習で、少しずつ英語力を積み上げ、英検準2級合格を勝ち取ってくださいね!

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