無料DVDを頼んだだけなのに、後日かかってきた電話で出てきた金額が「70万円」。その瞬間、頭が真っ白になった…そんな経験はありませんか。
英語は早く始めたほうがいいって聞くし、子どもの将来を考えると気になりますよね。
でも、幼児教材に70万円となると「本当にそこまで必要?」「うちの家計で続けられる?」と一気に現実が押し寄せてきます。
この記事では、いわゆる“高額英語教材”の代表格と言われがちなディズニー英語システム(DWE)を例に、なぜ高いのか、買うだけで話せるのか、後悔しやすいポイントはどこかを、ママ目線でわかりやすく整理しました。
勢いで決めて後からモヤモヤしないために、70万円を払う前に知っておきたいことを一緒に確認していきましょう。
英語幼児教材で70万円に正直ひるんだ
英語教育にお金がかかるのはわかっているし、将来のためと思えば多少の出費は覚悟していたけど、幼児教材でこの金額は想像以上だったと思っているママは少なくありません。
ここでは、無料DVDをきっかけに知った教材の金額と、そのとき感じたママのリアルな声を紹介します。
無料DVDのあとの電話で金額を知った
無料DVDを申し込んだあと、フォローの電話で初めて具体的な金額を知るケースは少なくありません。
最初は30万円前後と案内され、さらに説明を聞いていくうちに70万円、場合によっては100万円近い教材の話に進んでいく流れなんです。
子どもはまだ小さい時期だけに、「本当にここまで必要なのか」「今決めないと遅れてしまうのでは」との迷いが同時に生まれ、冷静な判断が難しくなるママも多いようです。
「月々分割」の総額は変わらない
5年分割で月々6,000円前後と聞くと、家計の中で何とかやりくりできそうに感じませんか。
ただし、分割にしても支払う総額そのものが変わるわけではありません。
それだけでなく、手数料が加わるために、かえって負担が増える場合もあるんです。
また、5年間という長い期間、教材を継続して使い続けられるかは家庭によって大きく異なると思いませんか?
途中で子どもが興味を失ったり、生活スタイルが変わって使わなくなったりしても、教材代が戻ることはありません。
そのため、「月々いくらか」だけで判断するのではなく、「70万円という金額を払っても続けられるか」を一度立ち止まって考える必要があります。
英語幼児教材70万円の正体は、ほぼディズニー英語システム
「英語幼児教材って高いよね」と思って検索してみると、出てくる名前がほぼディズニー英語システムなんです。
これはもう一般常識で、高額教材の代表格になっていますよね。
ここでは、検索結果がDWEに集中しやすい理由と、「なぜそんなに高いのか」を冷静に整理していきます。
検索結果がDWE一色になる理由
「英語教材 70万円」「英語幼児教材 高い」で検索すると、ほぼ必ず出てくるのがディズニー英語システム(DWE)です。
これは、DWEの価格帯が幼児向け英語教材の中でも突出しているためなんです。
一般的な教材セットが数万円〜十数万円台で紹介されることがある一方で、DWEは70万円前後、さらにフルセットでは100万円近い価格帯が目立ちます。
結果として「高額教材=DWE」という構図ができあがり、検索結果や口コミでも話題の中心になっているわけです。
DWEはなぜ高額なのか
DWEが高額なのは、教材単体を買うというより、長期間使うことを前提にした「英語環境」をまとめて用意する仕組みになっているからです。
DVDやCD・絵本・カードといった教材がバラバラに存在するのではなく、内容がリンクしているように設計されていて、家の中で英語に触れる流れを作りやすくしています。
また、正規購入の場合は会員サービスを通じて、電話レッスンやイベントなどのアウトプットの機会・教材の交換保証・継続を後押しする仕組みも用意されています。
このような「教材+サポート+継続の仕組み」まで含めて考えると、英語環境を丸ごと買う仕組みになっており、結果的に最低ラインでも70万円前後になりやすいんです。
70万円払えば英語が話せる?多くの親が誤解しやすいポイント
70万円と聞くと、「ここまで払うなら、さすがに英語が話せるようになるはず」と期待してしまいますよね。
実際、高額教材には魅力的な仕組みがそろっていて、「これならいけそう」と感じる場面も多いはずです。
けれど、現実はもう少しシビアで、買っただけで自動的に英語が身につくわけではありません。
ここでは、購入前に知っておきたい“誤解されやすいポイント”を2つに絞って紹介します。
買うだけでは話せない
高額だからといって、教材を家に置いておくだけで子どもが英語を話し始めるわけではありません。
DWEのような教材は、毎日のかけ流しや、絵本・カードに触れる時間、声かけ、DVDの入れ替えなど、「家庭の中で英語に触れる流れ」を作っていくことが前提になっています。
特に小さい子どもほど、親が環境を整えてあげないと教材は回らないわけです。
「親の仕事はスイッチを入れるだけ」と聞きますが、実際は“スイッチを入れ続ける工夫”が必要。
忙しい日が続くと一気に止まりやすいので、最初から完璧を目指すより、続けられる形をイメージしておくことが大切です。
「バイリンガル」の夢を託すとつらい
検索結果にDWEのワードと一緒に「成功率」「後悔」「やばい」といった言葉が並ぶのは、期待値が高すぎた反動でもあります。
70万円を投資すると、「絶対にペラペラになってほしい」と思うのは自然なことですよね。
ただし、英語に慣れる・音を聞き取れるようになる効果が期待できる一方で、全員が同じように話せるようになるわけではありません。
成果が出るまでに時間もかかりますし、途中で子どもが飽きる時期もあります。
だからこそ、購入前に「何をゴールにするか」「どこまでできたら成功と考えるか」を家族の中でそろえておくと、後悔のリスクを減らしやすくなります。
ディズニー英語システムで後悔したポイント
70万円の大きな買い物をする以上、「買ってよかった」と思いたいのが本音ですよね。
実際、満足している家庭がある一方で、検索すると「後悔」「失敗」といった声が出てくるのも事実です。
DWEの場合、教材の良し悪しというよりも、家庭の状況や子どもの反応によって“続けやすさ”が左右されやすい点が、後悔につながりやすいポイントになります。
ここでは、よく挙がる2つの後悔パターンを整理します。
親が忙しすぎて、教材が回らなかった
DWEは高額なぶん、「買えば何とかなる」と思いたくなりますが、実際には日々のかけ流しや教材の入れ替えなど、親の関わりが前提になっています。
共働きや下の子の育児で手一杯になると、その“回す作業”が負担になりやすく、最初は頑張っていても少しずつ間が空いてしまう可能性も否めません。
一度止まると、再開するハードルが上がり、DVDを流さなくなって教材が棚に眠ってしまうケースも。
さらに会員サービスに入っている場合、「毎月の会費を払っているのに活用できていない」と感じてしまい、後悔が強まります。
購入前に「平日のどの時間に回すか」「忙しい日でも最低限これだけはできる」イメージが大切です。
子どもが途中で飽きてしまった
どんなに良い教材でも、子どもが必ずハマるとは限りません。
特に幼児期は、好きなキャラクターや見たい映像がコロコロ変わるので、最初は喜んで見ていても、ある日突然「これイヤ」と拒否されるなんてよくありますよね。
DWEは長期間使う前提の教材なので、途中で飽きてしまう“挫折期”が来たときに、親の心理的負担が大きくなりやすいのが特徴です。
金額が大きい分、「ここで止まったらどうしよう」という焦りも出やすく、英語そのものへの抵抗感につながってしまうケースもあります。
だからこそ、購入前に相性を見たり、最初から完璧に続けようとしすぎない設計にしておくことが、後悔を減らすコツになります。
中古で十分?正規購入と中古購入のリアルな違い
DWEの価格を見たとき、「まずは中古で試したほうがいいのかな」と考えるママは多いと思います。
実際、中古ならぐっと安く始められる一方で、正規購入には“教材以外”の価値もあるので、単純に金額だけで決めにくいんですよね。
ここでは、中古と正規購入の違いを「何が得で、何が不安になりやすいか」という視点で整理します。
中古なら半額以下で始められる現実
中古のいちばんの魅力は、やっぱり価格です。
メルカリや中古専門店では出品数も多く、正規と比べると半額以下で手に入るケースもあります。
特に、DWEは2019年に大きなリニューアルがあったので、それ以前の“型落ち版”は価格が下がやすく、「まずはお試しで」という家庭にとって心理的なハードルが下がります。
ただし、中古にも限界があります。
人気の教材だけを揃えても、それだけで英語が話せるようになるわけではありませんし、正規で販売されている現行のリニューアル版を中古で探す場合、思ったほど安くならないこともあります。
「中古なら必ず激安」とは限らない点は、先に知っておきたいところです。
正規購入の強みはサポートにある
正規購入が選ばれる理由は、教材そのものというより“続けるための仕組み”にあります。
代表的なのが、ワールド・ファミリー・クラブ(WFC)の会員サービスです。
会費はかかりますが、ネイティブ講師との電話レッスンやイベント参加など、アウトプットの機会が用意されているので、「聞けるようになったけど話す場がない」という悩みが出にくくなります。
さらに大きいのが、教材の無料交換保証です。
小さい子が使う教材って、絵本が破れたりカードが折れたり、タッチペンが壊れたり…どうしても起こりやすいですよね。
中古だとここが自己責任になるので壊れたら買い直しになり、結果的に、余分にお金がかかったケースもあります。
「兄弟で長く使う予定がある」「壊れても怒りたくない」「アウトプットの場も含めて環境を整えたい」という家庭にとっては、正規購入のサポートは安心材料になりやすいです。
逆に言うと、そこまで活用できる見通しがないなら、中古で試して相性を見るという選択も現実的だといえます。
英語教材なら他の選択肢もある
DWEの話を聞いたあと、「ここまで高額じゃないと英語は身につかないのかな」と不安になるママもいるかもしれません。
でも、英語教育の選択肢はひとつではないため、高額教材には高額な理由がある一方で、家庭の予算や生活リズムに合わせて、もっと身近なところから始める方法もあります。
ここでは「高額=正解」と決めつけず、続けやすさを軸に選択肢を整理します。
高額教材=正解ではない
英語教育は、必ずしも高額なフルセットから始める必要はありません。
DWEのように70万円〜100万円の教材が話題になりやすい一方で、ベネッセの「こどもちゃれんじEnglish」のように、もっと現実的な金額感で続けられる選択肢もあります。
こどもちゃれんじEnglishは「2カ月に1回お届け」のスタイルで、受講費は「どのコースを何年受講するか」「一括か毎回払いか」「こどもちゃれんじ会員か非会員か」で総額が変わります。
目安としては、1回あたり3,500〜5,000円前後の価格帯で、年6回受講すると年間2〜3万円前後になりやすいイメージです。
このくらいの金額感なら、仮に1〜6歳の複数年を続けたとしても、総額は10万〜15万円台に収まるケースが多いと考えられます。
ただし、キャンペーンや受講費改定で変動することがあるため、総額に関しては問い合わせてみてください。
大事なのは継続できる仕組み
高額教材のいちばんのリスクは、続かなかったときに“やめにくさ”が残ってしまうことです。
分割で買った場合は支払いが続きますし、教材代が戻るわけでもありません。
一方で、数千円〜数万円の方法でも、無理なく続けられて英語に触れる時間が積み上がれば、結果的に効果につながることがあります。
特に幼児期は、親の関わり方や生活の流れがそのまま継続のカギになります。
共働きで時間が取りにくい、下の子の育児で手が回らない、毎日きっちりは難しい。そういう家
ほど、完璧を目指すより「最低限これだけはできる」という仕組みを作れるかどうかが重要です。
高額教材にするかどうか以前に、まずは家庭のライフスタイルに合うかを最優先に考えることが、後悔しない選び方につながります。
英語幼児教材70万円は「教材代」ではなく「覚悟の値段」
70万円を、ただの「教材代」として見ると、どうしても高く感じてしまいますよね。
でもDWEのような高額教材は、DVDや絵本などの“モノ”だけを買うというより、長く続けるための仕組みやサポートも含めて、家庭の中に英語環境を作っていくイメージに近いです。
だからこそ、合う家庭なら大きな味方になりますし、合わない家庭だと負担になりやすい。
ここでは、その分かれ目を整理します。
高額教材が向いている家庭と向いていない家庭
DWEのような教材は、親が主体的に関われて、長期的に英語を生活に組み込める家庭には向いています。
たとえば、毎日のかけ流しや声かけを“無理なく続ける仕組み”を作れそうな家庭、子どもが飽きた時期も形を変えながら粘り強く関われる家庭は、効果を感じやすい傾向があります。
兄弟姉妹で使う予定がある場合も、「長い目で見ればコスパがいい」と捉えやすいかもしれません。
一方で、共働きで日々が回っていない、下の子の育児で手が足りない、教材の入れ替えや管理が負担になるかもしれません。
このような状況だと、気合だけで始めても途中で止まりやすくなります。
教材が悪いというより、生活の中に入れ込む余裕がないと“回らない”んですよね。
最初から「今の暮らしで続けられるか」を基準に考えるほうが、後悔は減らしやすいです。
迷っているなら買わない勇気も
無料サンプルや体験の流れで、その場の勢いが出やすいのも事実です。
「今日契約なら特典がつく」と言われると、つい気持ちが前に進みますし、「今やらないと遅れるかも」という不安も重なります。
でも、電話勧誘や体験の空気感で決めなくても、英語教育のスタートが遅れるわけではありません。
70万円に違和感を覚えた時点で、それは十分な判断材料です。
迷いがあるなら、いったん持ち帰って、夫婦で「本当に毎日使えるか」「やめたくなった時に立て直せそうか」を確認する時間を作ってみてはどうでしょうか。
英語は短距離走ではなく、結局は続けた家庭が強いので、納得して選べる形がいちばんです。
まとめ:70万円を払う前に知っておいてほしいこと
70万円という金額は、幼児英語に興味があるママでも簡単に「はい」と言えるものではありません。
だからこそ、「高い」と感じた直感は大切にしていいと思います。
DWEのような高額教材には、教材の連動性やサポート、継続を後押しする仕組みなど、値段に理由があるのも事実です。
ただし、買っただけで英語が身につくわけではなく、結局は家庭の中でどれだけ無理なく続けられるかが結果を左右します。
迷いがあるなら、その場の勢いで決めずに一度立ち止まり、家計・生活リズム・親の関わり方まで含めて「本当に回せるか」を考えてみてください。
英語は短距離走ではなく、続けた家庭が強いです。だからこそ、今のわが家に合う方法を選ぶことが、いちばん後悔しにくい近道になります。

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