英語のピリオドつけるつけない問題!使用ルールと怖がれる理由を解説

ピリオド怖い ママ&パパの英語教室

英語のピリオドには、さまざまなルールがあるのをご存知ですか。この記事では、英語のピリオドのルールを解説し、最近話題の「ピリオドが怖い」説にも触れます。

ぜひ、最後までお読みください。

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英語のピリオドの基本ルール

ピリオド怖い

中学生の頃、英文の文末にはピリオドを付け忘れて、点数がもらえなかった経験はありませんか。おそらく、日本人は厳しいくらいに「ピリオドを付ける」と教え込まれているはずです。英文の終わりには原則としてピリオドを打ち、文の区切りを明確にする!これは、英語学習者の基本中の基本でしたよね。

そこでここでは、今一度英語のピリオドの基本ルールについて振り返ります。

基本中の基本のピリオド

英文の終わりには原則としてピリオドを打ち、文の区切りを明確にする!これは、英語学習者の基本中の基本でしたよね。

例)Today, I went to the park. It was sunny and warm, a perfect day for a walk.

上記の文章は、ピリオドがないと、どこで区切ってるのかよくわかりません。やっぱりピリオドは必要だなぁと改めて思います。

省略語の後のピリオド

省略語の後にはピリオドを打つのが一般的です。例えば「Mr.」、「Dr.」、「U.S.A.」などがあります。ただし、これは国や地域によって異なる場合があります。アメリカ英語では「Mr.」とピリオドを使用しますが、イギリス英語では「Mr」とピリオドなしでの表記が多くみられます。

省略語が文末に来る場合

文末が省略語で終わるとき、その省略語のピリオドが文の終了も示します。そのため、追加でピリオドを打つ必要はありません。

例)

  • 正: He went to the U.S.
  • 誤: He went to the U.S..

引用符や括弧との関係

ピリオドを使う場合には、引用符や括弧との関係にも注意が必要です。文が引用符や括弧で終わる場合、ピリオドはそれらの記号の内側に置きます。ただし、文全体が引用されていない場合は、引用符の外にピリオドを置きます。

これらのルールを適切に用いると、文の意味が明確に伝わり、読み手にとって理解しやすい英文を作成できます。

例)
文が引用符で終わる場合
“She said, ‘I love this book.'”
引用された発言が引用符の内側で完結しており、ピリオドも引用符の内側に置かれています。

文全体が引用されていない場合
I think she said it best: “I love this book”.
引用された部分が文の一部であるため、ピリオドは引用符の外に置かれています。

英語のピリオドは省略できる?

ピリオド怖い

英語のピリオドの省略できる・できないは、文脈によって変わります。ここでは、いつ省略できて、いつ省略できないのかについて解説します。

インフォーマルな場面

チャットやSNSなどリラックスしたコミュニケーションでは、ピリオドの省略が可能です。ピリオドを使うと、意図せず強い感情や怒りを表していると解釈される場合があります。デジタルメッセージングでは、感情の強調としてピリオドが使われる傾向にあります。
(下記に詳しい解説があります)

フォーマルな場面

ビジネス文書や論文など公式な文書では、ピリオドを省略しません。文は大文字で始まり、ピリオドで終えることで、文章の区切りが明確になり読みやすくなります。

 歌詞

歌詞では、リズムや韻を重視するため文末にピリオドを付けません。歌詞は、詩の形式を取るため、句読点の使用を避ける傾向にあります。

その他の注意点

  • スタイルブックの違い: 英語の句読点の使い方は、採用しているスタイルブックによって異なります。
  • 地域差: アメリカ英語では略語にピリオドを付けるのが一般的ですが、イギリス英語では省略されることが多いです。
  • 特別な場合: 文末が略語で終わる場合、引用文で終わる場合、または括弧で終わる場合には、ピリオドの扱いに例外があります。

上記を理解しておけば、文脈に応じた正確なピリオドの使用が可能になります。

ピリオドは怖い?若者世代の意識の変化

ピリオド怖い

最近では、日本でも文末の句読点に「怖い」と感じる若者が増えていますよね。実は、日本だけに限らず、海外でも同じ状況が発生しています。ここでは、なぜピリオドを怖いと感じるのかについて解説します。

 ピリオドの認識の変化

若者の間で、テキストメッセージやSNSで文末のピリオドが「冷たい」「攻撃的だ」といった印象を与えるとの認識が広がっています。その理由は、ピリオドが「強い感情」を表すものとして見られており、無用な強調と解釈される傾向が強いためと考えられます。

 コミュニケーションスタイルの変化

デジタルネイティブの若者にとって、文末のピリオドを打たなくても文が完結していると自然に理解します。そのため、特別にピリオドで終わらせるのは、余計な強調や感情の表出と捉えられがちです。

 地域的傾向

アメリカ・フランス・オランダなどの国々で、若者はテキストメッセージングで句読点の使用を避ける傾向にあります。特にピリオドは、感情を強調する手段として利用されます。

 文化的変動

若者のコミュニケーションはより繊細になり、言葉だけでなく他の要素での感情表現が重視されるようになっています。インターネットやデジタル機器の普及が、コミュニケーションスタイルだけでなく、句読点の使い方にも影響を与えています。

このような背景から、若者におけるピリオドの使い方に対する意識は大きく変わりつつあります。それは、時代と共に進化する言語使用の一例と言えるでしょう。

英語のピリオドつけるつけない問題!のまとめ

ピリオドは英文の明瞭さを確保するために重要な役割を果たします。以下はその基本的な使用ルールです。

  • 文末:英文は通常、大文字で始まりピリオドで終わります。これは文の区切りを明確にするためです。
  • 略語:略語には「Mr.」や「Dr.」のようにピリオドが用いられます。ただし、アメリカ英語とイギリス英語では略語のピリオドの使用に差異があります。
  • 文末の略語:文末が略語であってもピリオドは省略されません。例えば「Does the conference start at 9 a.m.?」では「a.m.」後に疑問符が続きます。
  • 引用文:引用文内のピリオドは引用符の内側に含まれ、外側には追加で打たれません。
  • かっこ:かっこ内で文が完結する場合、かっこの外には追加のピリオドは不要です。
  • インフォーマルな文脈:SNSやチャットでは、文末のピリオドの省略が多く、これは文末のピリオドが強い感情を表すと解釈されるためです。
  • 歌詞:歌詞では、リズムや韻を重視するために通常、文末にピリオドは使用されません。
  • スタイルガイド:句読点の使い方はスタイルガイドによって異なるため、一概に固定のルールとは言えません。

若い世代の「怖い」という感覚、あなたも同じ思いを持っていますか。

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