英語のピリオドつけるつけない問題!使用ルールと怖がれる理由を解説

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大人の英語学び直し

英語を書くとき、「文末には必ずピリオドをつけるの?」「LINEやSNSでも必要?」と迷ったことはありませんか。

学校では、英文の最後にはピリオドをつけると習います。しかし、英語圏のチャットやSNSを見ると、文末にピリオドがない文章も少なくありません。

日本では一時期、LINEなどのメッセージにつけられた句点の「。」を、若い世代が「冷たい」「怒っているようで怖い」と感じる、いわゆる「マルハラ」が話題になりました。実は英語のピリオドにも、これとよく似た受け取られ方があります。

この記事では、英語のピリオドをつける場面・つけない場面をはじめ、省略語や引用符と一緒に使う場合のルール、ピリオドが「怖い」と感じられる理由を分かりやすく解説します。

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英語のピリオドとは?

英語のピリオド(period)とは、日本語の句点「。」にあたる記号「.」のことです。イギリス英語では、おもに「full stop」と呼ばれます。

ピリオドには、文の終わりを示し、文章の区切りを分かりやすくする役割があります。

例)

Today, I went to the park. It was sunny and warm.

(今日、私は公園へ行きました。晴れていて暖かかったです)

ピリオドがあることで、「Today, I went to the park.」と「It was sunny and warm.」が、それぞれ独立した文であると分かります。

長年英語を教えてきた私も、生徒には「英文は大文字で始め、最後にピリオドをつける」と繰り返し伝えてきました。英作文では、ピリオドのつけ忘れもミスになる可能性があるため、基本ルールとして身につけておきましょう。

英語でピリオドをつける場面

英語では、すべての文末にピリオドをつけるわけではありません。まずは、ピリオドをつける代表的な場面を確認しましょう。

肯定文や否定文の文末

一般的な肯定文や否定文の最後には、ピリオドをつけます。

例)

I like this book.

(私はこの本が好きです)

She does not play tennis.

(彼女はテニスをしません)

学校の英作文や英検、ビジネス文書などでは、ピリオドを省略しないようにしましょう。

命令文の文末

命令や依頼を表す文にも、基本的にはピリオドをつけます。

例)

Please open the window.

(窓を開けてください)

Be careful.

(気をつけてください)

強い命令や感情を表したいときには、ピリオドではなく感嘆符「!」を使う場合もあります。

例)

Stop!

(止まって!)

一部の省略語の後

英語では、省略されていることを示すためにピリオドを使う場合があります。

例)

・Mr.:男性につける敬称
・Dr.:医師や博士につける敬称
・a.m.:午前
・p.m.:午後

ただし、省略語には必ずピリオドをつけるという意味ではありません。

NASAやUK、cmなど、ピリオドをつけない省略表記もあります。また、アメリカ英語とイギリス英語、採用されているスタイルガイドによっても表記が異なります。

例えば、アメリカ英語では「Mr.」「Dr.」と表記するのが一般的ですが、イギリス英語では「Mr」「Dr」のようにピリオドをつけない表記もよく使われます。

英語の省略語は、媒体や地域のルールに合わせて表記を統一することが大切です。

英語でピリオドをつけない場面

ピリオドは文末につけるのが基本ですが、つけない場面もあります。

疑問文や感嘆文

疑問文の最後には疑問符「?」、驚きや強い感情を表す文には感嘆符「!」をつけます。疑問符や感嘆符の後に、さらにピリオドをつける必要はありません。

例)

Do you like music?

(音楽は好きですか)

What a beautiful day!

(なんてよい天気なのでしょう)

「Do you like music?.」のように、疑問符とピリオドを続けるのは誤りです。

タイトルや見出し

英語の記事タイトルや見出しには、通常ピリオドをつけません。

例)

How to Learn English

(英語の学び方)

ただし、タイトルそのものが疑問文や感嘆文になっている場合は、「?」や「!」が使われることがあります。

SNSやチャットの短いメッセージ

友人同士のチャットやSNSでは、文末のピリオドを省略することがあります。

例)

A:Are you coming today?
B:Yeah

この「Yeah」にピリオドがなくても、メッセージがそこで終わっていることは画面を見れば分かります。そのため、短いメッセージではピリオドがなくても不自然ではありません。

ただし、複数の文を書く場合は、ピリオドをつけた方が文の区切りが分かりやすくなります。

「SNSではピリオドをつけてはいけない」のではなく、省略しても意味が伝わる場面があると考えるとよいでしょう。

箇条書きの短い項目

単語や短いフレーズだけで構成された箇条書きでは、ピリオドをつけない場合があります。

例)

・English
・Math
・Science

一方、箇条書きの各項目が完全な文になっている場合は、ピリオドをつけるのが一般的です。

大切なのは、同じ箇条書きの中で表記を統一することです。

省略語が文末に来たらピリオドは2つ必要?

ピリオドを含む省略語が文末に来た場合、省略語のピリオドが文末のピリオドを兼ねます。そのため、ピリオドを2つ続けてつける必要はありません。

例)

正:He lives in the U.S.
誤:He lives in the U.S..

ただし、疑問文や感嘆文の場合は、省略語のピリオドの後に「?」や「!」をつけます。

例)

Does the meeting start at 9 a.m.?

(会議は午前9時に始まりますか)

「a.m.」のピリオドは省略語を示し、「?」は疑問文の終わりを示しているため、両方が必要です。

引用符とピリオドはどちらを先につける?

英語で迷いやすいのが、引用符「“ ”」とピリオドの位置です。

実は、引用符とピリオドの関係は、アメリカ英語とイギリス英語で異なります。

アメリカ英語の場合

アメリカ英語では、ピリオドやコンマを原則として閉じる引用符の内側に置きます。

例)

She said, “I love this book.”

(彼女は「この本が大好きです」と言いました)

引用されているのが文の一部分であっても、ピリオドは引用符の内側に置くのが一般的です。

例)

He described the movie as “wonderful.”

イギリス英語の場合

イギリス英語では、ピリオドが引用された文章に含まれているかどうかで位置を判断する傾向があります。

引用文そのものが一つの文として完結している場合は、ピリオドを引用符の内側に置きます。

例)

She said, ‘I love this book.’

一方、引用しているのが単語や文の一部で、ピリオドが引用内容に含まれていない場合は、引用符の外側に置くことがあります。

引用符とピリオドの位置は、どちらか一方だけが正解というわけではありません。アメリカ式とイギリス式を混ぜず、一つの文章内で統一することが大切です。

かっことピリオドはどちらを先につける?

かっこ「( )」とピリオドの位置は、かっこの中だけで一つの文が完結しているかどうかで決まります。

かっこの内容が文の一部分である場合、ピリオドはかっこの外側に置きます。

例)

I went home early (because I was tired).

(疲れていたので、私は早く帰りました)

一方、かっこの中が独立した一つの文になっている場合は、ピリオドをかっこの内側に置きます。

例)

I went home early. (I was very tired.)

(私は早く帰りました。とても疲れていました)

「引用符やかっこがあれば、必ずピリオドを内側に置く」と覚えるのではなく、文章全体の構造を確認しましょう。

英語のピリオドが「怖い」と感じられる理由

日本では、LINEなどのメッセージの最後につけられた「。」を、若い世代が「冷たい」「怒っているように感じる」と受け取ることが話題になりました。

英語圏でも、チャットやテキストメッセージの文末につけられたピリオドが、同じような印象を与えることがあります。

ピリオドがなくてもメッセージの終わりが分かるから

手紙やレポートでは、文の終わりを示すためにピリオドが必要です。

一方、チャットでは一つの吹き出しや送信操作によって、メッセージの終わりがすでに示されています。そのため、短い返信にあえてピリオドをつけると、文法上の区切りだけでなく、特別な意味があるように感じられることがあります。

例えば、次の2つを比べてみましょう。

Okay

Okay.

どちらも「分かった」という意味ですが、「Okay.」の方が、会話を打ち切るような印象や、少し冷たい印象を受ける人もいます。

声の調子や表情が伝わらないから

対面の会話では、声の調子や表情、間の取り方などから相手の気持ちを読み取れます。

しかし、文字だけのメッセージには、そのような手がかりがありません。そのため、ピリオドや感嘆符、絵文字などが、相手の感情を判断する材料になります。

ニューヨーク州立大学ビンガムトン校の研究では、ピリオドで終わる短いテキストメッセージは、ピリオドのないメッセージよりも「誠実さが低い」と受け取られる傾向が示されました。

ただし、この研究は126人の大学生を対象に、「Okay」「Sure」などの短い返答を比較したものです。すべての年代や、あらゆる英文に当てはまるわけではありません。

ピリオドそのものが怖いのではなく、短いメッセージの中で使われると、冷たさや強い区切りを感じさせる場合があると考えるのがよいでしょう。

ピリオドが強調として受け取られるから

日常的なチャットでは、ピリオドを省略する人も少なくありません。そのような環境であえてピリオドをつけると、言葉を強調しているように見えることがあります。

例えば、

No

よりも、

No.

の方が、「いいえ」「絶対に違う」と強く言い切っているように感じられることがあります。

ただし、受け取り方には個人差があります。相手との関係や年代、普段のメッセージの書き方によっても印象は変わります。

英語のピリオドをつけるか迷ったときの考え方

英語のピリオドをつけるか迷ったときは、文章を書く場面に合わせて判断しましょう。

・学校の英作文や英検:ピリオドをつける
・レポートや論文:ピリオドをつける
・ビジネスメール:基本的にピリオドをつける
・友人との短いチャット:省略してもよい
・SNSの投稿:文体や見せ方に合わせる
・タイトルや見出し:原則としてつけない

学校で習う英語と、SNSやチャットで使われる英語では、求められる書き方が異なります。

英作文で「若い人はピリオドをつけないらしいから」と省略するのはおすすめできません。試験や正式な文章では基本ルールを守り、カジュアルなメッセージでは相手や場面に合わせることが大切です。

英語のピリオドに関するよくある質問

英語のメールにはピリオドをつける?

英語のメールでは、本文の文末にピリオドをつけるのが基本です。

友人とのメールでは省略されることもありますが、仕事や学校などのフォーマルなメールでは、通常の英文と同じようにピリオドをつけましょう。

ただし、メールの件名には基本的にピリオドをつけません。

英作文でピリオドを忘れたら減点される?

採点基準や試験によって異なりますが、ピリオドのつけ忘れは句読法や文法上のミスとして扱われる可能性があります。

特に、文の区切りが分からなくなるほどピリオドをつけ忘れると、読みやすさにも影響します。

英文を書き終えたら、次の点を確認しましょう。

・文頭が大文字になっているか
・文末にピリオド・疑問符・感嘆符のいずれかがあるか
・一つの文が長くなりすぎていないか

SNSではピリオドをつけると失礼になる?

ピリオドをつけること自体が失礼になるわけではありません。

ただし、「Okay.」「Fine.」「No.」などの短い返答では、冷たい、怒っている、会話を終わらせたいといった印象を与えることがあります。

相手に柔らかい印象を与えたい場合は、表現を少し変える方法もあります。

例)

Okay!
Sounds good!
Sure, thank you!

ピリオドを怖がりすぎる必要はありませんが、短いメッセージでは句読点一つで印象が変わることを知っておくと安心です。

英語のピリオドをつける・つけない問題のまとめ

英語のピリオドは、文の終わりを示す大切な記号です。学校の英作文や英検、ビジネスメール、レポートなどでは、基本的に省略しません。

一方、SNSや友人同士のチャットでは、メッセージの終わりが画面上で分かるため、短い文のピリオドを省略することがあります。

英語圏でも、短い返信の最後についたピリオドを「冷たい」「強く言い切っている」と感じる人がいます。日本で話題になった、句点の「。」を怖いと感じる現象とよく似ていますね。

ただし、ピリオドをつけることが間違いや失礼になるわけではありません。

正式な英文では基本ルールを守り、チャットやSNSでは相手との関係や文章の雰囲気に合わせる。このように場面を分けて考えれば、ピリオドをつけるかどうかで迷うことも少なくなるでしょう。

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