私が講師時代に英検の面接対策をしていると、生徒から「聞き取れなかったら、聞き返してもいいですか?」という質問がよく出ていました。
聞き返したら減点されるのでは、と心配になる方も多いのではないでしょうか。
しかし、質問を一度で聞き取れなかったからといって、慌てる必要はありません。
自然な会話の流れで聞き返すことは、英検の面接でも認められています。
この記事では、対面で行う英検の二次試験について、聞き返し方と注意点を紹介します。
英検の面接で、聞き返してもいい?
聞き取れないまま答えようとすると、質問とは違う内容を話してしまうかもしれません。
ここでは、聞き返しと減点の関係について紹介します。
自然な流れでの聞き返しは、減点の対象にならない
英検公式では、質問が聞き取れなかった場合など、自然な流れの中で行う聞き返しは、減点の対象にならないと説明されています。
聞き取れなかったときは、英語でもう一度お願いして構いません。 聞き返すことを怖がって、分かったふりをする必要はないのです。
日本語の会話でも、相手の言葉が聞こえず、確認することはありますよね。英語でも、まずは質問の内容を理解することが大切です。参考:英検公式「3級の試験内容」
不自然な聞き返しや、繰り返しには注意する
聞き返してもよいとはいえ、何度繰り返しても問題がないわけではありません。公式には、不自然な聞き返しや、繰り返し聞き返す場合は減点の対象になると説明されています。参考:英検公式「3級の試験内容」
「何回までは絶対に大丈夫」と考えるのではなく、聞き取れなかった内容を確認するために使いましょう。
質問が分かっているのに、答えを考える時間を稼ぐために聞き返すことはおすすめしません。
聞き取れなかったときは、英語で何と言えばいい?
聞き返してもよいと分かっても、英語でどう伝えればよいのか迷う方もいるはずです。ここでは、覚えておきたい表現を紹介します。
「Could you say that again, please?」を覚えておこう
もう一度お願いしたいときは、次の表現が使えます。
Could you say that again, please?
(もう一度言っていただけますか?)
聞き返す表現はいくつかありますが、まずは一つ、使いやすいものを覚えておけばよいでしょう。
緊張していると声が小さくなりがちなので、面接官に届く声で、落ち着いて伝えてくださいね。
長い表現が難しい方は「Once more, please.」でも大丈夫
「長い英文は覚えられない」「緊張すると途中で言えなくなりそう」という方には、短い表現もあります。
Once more, please.
(もう一度お願いします。)
私も、生徒にはこの表現をよく紹介していました。短いので覚えやすく、もう一度言ってほしいという気持ちを伝えられます。
「Could you say that again, please?」のほうが丁寧ですが、無理に長い表現を使おうとせず、自分が言いやすいものを覚えておくとよいでしょう。
短い表現でも、強く言い放つのではなく、相手にお願いする気持ちで、落ち着いて伝えてくださいね。
聞き返したあとは、質問の内容に耳を向ける
もう一度質問してもらっている間に、「聞き返してしまった」と気にしていると、再び聞き逃してしまうかもしれません。
聞き返したあとは気持ちを切り替え、何を尋ねられているのかに集中しましょう。
聞こえた単語一つだけで答えを決めつけず、質問全体を聞くことが大切です。理由を尋ねられているのか、自分の経験を尋ねられているのかなど、答えるべき内容を確かめてください。
もう一度聞いても分からなかったら?
聞き返しても質問が分からず、困ってしまう場合もあるでしょう。ここでは、そのようなときの考え方を紹介します。
音が聞こえない場合と、意味が分からない場合を分ける
聞き逃しただけなら、もう一度聞くことで理解できる場合があります。一方で、単語や表現の意味を知らないと、同じ質問を繰り返してもらっても分からないかもしれません。
質問の意味をつかめた場合は、知っている単語や表現を使って回答を考えましょう。 難しい英語で答えようとしすぎる必要はありません。
ただし、質問の意味が分からないまま、覚えてきた答えを無理に当てはめないよう注意してください。
一つの質問でつまずいても、次まで引きずらない
うまく答えられない質問があると、「もうだめだ」と感じてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、その場で自分の結果を決めつける必要はありません。
面接官が次の質問へ進んだら、気持ちを切り替えて耳を向けましょう。 前の答えを考え続けるよりも、今の質問にできる限り答えることを大切にしてくださいね。
普段から英語の音に慣れる練習をしたい方は、英検リスニングの聞き逃しを減らすシャドーイングの練習法も参考にしてください。
まとめ
英検の面接では、自然な流れで聞き返すことまで怖がる必要はありません。
聞き取れなかったときは、「Could you say that again, please?」と、もう一度お願いしてみましょう。
長い表現が難しい方は、短い「Once more, please.」を覚えておくのもおすすめです。
大切なのは、聞き返したあとに質問へ意識を戻し、尋ねられた内容に答えることです。
自分が言いやすい表現を選び、本番で落ち着いて使えるよう、普段から声に出して練習しておいてくださいね。
面接当日の服装も気になる方は、英検の服装の決まりと、制服・私服で受ける際の注意点も確認しておきましょう。

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